6-13 石倉直樹さんインタビュー
ソフケン賞 石倉直樹さん「ワイン天国・Ⅰ」
第20回 世界絵画大賞展 2024にて、ソフケン賞を受賞された石倉 直樹さんにインタビューさせていただきました。(聞き手・構成:はにわきみこ)
――ソフケン賞おめでとうございます。世界絵画大賞には、いつごろから出品していましたか?
石倉:2023年から出品しまして、今年が2回目ですね。昨年も協賛会社賞(墨運堂賞)をいただきました。
――どんなきっかけで絵を描くようになりましたか?
石倉:子どものころからずっと好きで、大学も、東京造形大学 絵画科を卒業しています。当時、三国志といった歴史的な物語が好きでよく読んでいました。高校一年から、絵画の研究所に通うようになり、大学受験に至りました。油絵をやっていまして、大学からは立体も制作するようになりました。
――立体作品を作られていた時期が長いのですね。
石倉:造形作家と塩手の作品は、50以上作りました。賞を頂いたものもありますし、作品の販売もしてきました。珍しいところでは、壁画の製作もありましたね。2014年には、立体作品の写真集も作っています。(石倉直樹 作品集)
――立体作品ではどんなものを?
石倉:受賞作にはこのようなものがありますね。
「夢のかなたへ…V」
第19回現代日本彫刻展 優秀作品模型
https://jmapps.ne.jp/ubebiennale/det.html?data_id=23117
――作品を通して何を伝えたいですか?
石倉:油絵を描いていますので、キレイな色を使いたいと思っています。方向性としては、形而上絵画ですね。今、上野で展示会が行われているキリコのような「シュールレアリズム」「キュビズム」といった角度での表現をしたいなと思っています。
デ・キリコ展
東京都美術館(2024年4月27日[土]~8月29日[木])
神戸市立博物館(2024年9月14日[土]~12月8日[日])
https://dechirico.exhibit.jp/
――ソフケン賞では、副賞として、ラクパネB2サイズ 5枚(シルバー、ブラック、ホワイト、ゴールド、ブラウン各色1枚)が進呈されます。
石倉:作品は、キャンバスに油彩ですので……。
――そうですね。展示作品というよりも、デッサンや、平らに保管しておきたい紙の作品にご利用いただけると思います。お手元に届きましたら、ワンタッチの前開きのパネルをぜひ触ってみてください。ご活用いただけたら嬉しく思います。
この度は、受賞おめでとうございます。今後のご活躍をお祈りしております。
石倉直樹氏 略歴
出品・受賞略歴
- 1979年 東京造形大学 絵画科卒業
- 1984年 上野の森美術館大賞展 出品
- 2000年 現代日本彫刻展 マケット優秀賞受賞
- 2002年 三好彫刻フェスタ マケット優秀賞受賞
- 2023年 第19回世界絵画大賞展 協賛社賞受賞
造形略歴
- 1987年 東京都文京資料館 モニュメント設置
- 1990年 東京都渋谷区代官山駅前ビル モニュメント設置
- 1994年 東京都江東区国際展示場 モニュメント設置
- 2004年 東京都江東区東砂ふれあい橋 モニュメント「平和の祈り」設置
http://oukanokizuna.web.fc2.com/cyukonhi/tokyo/koto-kameido-fureaibasi-heiwa.html