6-1 ヘイパズル 浜口様 インタビュー(1)
ジグソーパズルの相棒にスリムエイト!
HEYE Puzzle日本総代理店代表の浜口八壽子様とお話をさせていただきました。
大好きなパズルを買いたい! 私が代理店になれば、欲しい人が買えるようになる!
ーーはじめまして。はにわです。先日、Amazonでペンギンの1000ピースのジグソーパズルを、楽天でジグソーパズル専用フレーム(32.6 x 94.5cm)を購入して、組み立て始めました。まだ始めたばかりですが、久しぶりのパズルを楽しんでいます!
浜口 ご購入ありがとうございます。発送手続きの直後に取材のメールをいただいて「どっきりカメラ」か、はたまた「アンダーカバー・ボス(米国で大人気のリアリティ・ショー)」かと、びっくりでした。
ーー驚かせてしまって申し訳ありません! とはいえ、代表の浜口さんご自身が、出荷手続きやメール配信をされていることに、私もびっくりしております。
浜口 はい、一人でこの会社の業務のすべてを行っております。
ーーまあ、そうなんですね! 私もフリーランスライターとして仕事は何でも自分でやっているので、とても親近感を覚えます。ではまず、このお仕事、ジグソーパズルの輸入・販売をはじめられたきっかけを教えていただけますか?
浜口 私は、もともとは、普通のOLだったんです。貿易関係の海外の会社の日本支社に勤務していました。親会社が世界各国に支店を持っていて ── 。貿易といっても、海外からの買い付けだけを担当する、楽な部署にいました。(笑)
ーー買いたいものを探してくる専門で、販売の方は担当されていなかったと。
浜口 そうなんです。いざ独立してみると、この「販売する」という部分が大変なのだ、と知ることになったんですけどね。
ーー販売するためにはお客様に存在を知ってもらう、良さを知ってもらう、欲しいと思ってもらう。そして購入していただくルートを作る、ってことですよね。
浜口 そう。会社員当時はそれを知らずにいました。当時は、気楽に働いていたわけですが、書類を右から左へ動かすだけ、という印象が強くて。実際にモノを扱っている感覚がないことを残念に思っていました。そんな中、いろいろあって会社がなくなることになり、だったら、自分で何か会社をおこしてみるか、と。何を扱うかも決まっていないのに、会社を作ってしまいました。
ーーそうなんですか! そんな始まりから、取扱商品としてジグソーパズルを選んだきっかけは?
浜口 学生時代に、ヘイパズルを作ったことがあって。大好きだったので、またやりたいな、と思ったんですね。でも、いくら探しても、どこにも売っていなかったんです。ドイツのメーカーに問い合わせたら「台湾になら代理店があるからそこから買って」とのこと。でも、台湾のサイトは中国語だし、英語にもなってなくて。何を書いてあるかもわからない。「日本の代理店がないのだったら、私にやらせてください」って言ってみたんです。
ーー大好きなものを扱うことにしたんですね! 愛ですね!
浜口 大好きなものが買えないなんて、つらい。私が間に入れば、欲しい人がちゃんと買えるようになる。それが今の会社の始まりですね。
ーーどんなお客様が多いのでしょうか。
浜口 ブームのころは、年齢層は幅広く売れていました。今は、「ジグソーパズルは子どものもの」というイメージが強いようです。一方で、高齢の方で、時間があるからとか、頭の体操になりそうだ、というように楽しまれる方も多いですね。
ーー新型コロナウィルスによる外出自粛、では、どのような影響がありましたか?
浜口 通常より多いご注文があって、フレームの在庫が足りなくて困るほどでした。
ーー巣ごもり需要、ですか。
浜口 時間がたくさんあるから、何かをするのにちょうどいい、という感覚だったんでしょうね。ご家族で作られる方も多かったのではないでしょうか。
ーーヘイパズルは、パズルにぴったりサイズのフレームも扱っていますよね。ソフケンがそのフレーム製作を担当していますが、お客様の評判はいかがでしょうか。
浜口 皆さん、飾る前提でジグソーパズルをお作りになるので、フレームとセットでご購入されていますね。ヘイパズルはドイツの製品なので、日本の規格サイズとは違うんです。その点ジャストサイズで作っていただけてありがたいです。お客様からは「丈夫なのがいい。透明板も厚みがあって、飾ってきれい」というお褒めの言葉をいただいています。
ーーフレームの上で組みたてて、そのまま飾るという感じでしょうか。
浜口 実は私、輸入を始めた当初は、フレームの重要さを知らなかったんです。
ーーというと? だって、完成したら糊で固めて飾りますよね? フレームは必要かと思いますが。
浜口 私の場合、ジグソーパズルを組み立てて、完成したら2~3日うっとり眺めて、そのあとは……ガシャンと崩して、二度と使わないんですよ。
ーーえええ―――ッ! それはびっくり。
浜口 なので、最初の頃はフレームの必要性に思いが及ばず。会社を立ち上げて初めの1年間は、販売や営業を、人にお願いしていたんですよね。その人が見つけてきたフレームが、強度が足りなくて不評、という時期もありました。
ーーそんな時代を経て、ソフケンのフレームにたどり着いたのですね。前開きの仕組みはいかがですか?
浜口 多くの方は、前開きは扱いやすい、と評判がいいですね。実は、ご高齢の女性から問い合わせがあって。電話ではどうしても伝わらずに、ご自宅を訪問して、フレームの開け方をレクチャーしたことがありました。
ーーまあ……。
浜口 ご近所の方でしたのでね。
ーー使い方がわかったら、納得していただけたのですね。お客様からすると、丁寧なケアに感動の一場面でしたね。
6-1 ヘイパズル 浜口様 インタビュー(1)(このページです)