2022年 令和4年 寅年
毎年10月くらいになると新年干支モデルデザインの悩みが始まります。2022年の虎モデルでは、二つの新デザインフレームがとても役に立ちました。
ひとつはアングル60R。これはすでにあるアングル60のリニューアルデザイン、強化モデルです。このフレームを使うと三角柱の多面ポスタースタンドが美しく仕上がります。キャスターもしっかりと取り付けることができます。
もうひとつは飛沫感染防止のパーテーションにスタンドの脚として使われるフラットベース55です。フレーム断面を隠すためにエンドキャップを作成しましたが、かえって断面が見えたほうがソフケンフレームらしい、という意見があり年賀状写真にはそれを反映させました。
2021年 令和3年 丑年
毎年干支をソフケンフレームで造形しています。2021年、令和3年は丑年、干支は牛です。ずっしりしたボディを表現するのにグリップフレーム四角55を4本組み合わせてみました。
最初のイメージCG 最初はラフなデザインを3DCADで。
さらに詳細部品設計の3Dモデリング、下の画像は設計段階のイメージ。
角と耳を取り付ける。耳を固定するネジをつぶらな瞳に見立てています。首が傾くと牛っぽい?ということで釘は自由に動かせるように。
ほぼイメージどおりに完成しました。
ボディには牛柄のシートを用意して貼り込みました。モデルがホルスタインですから、八角43を使って大きい乳をおなかに表現。でも前からじゃ見えないのがちょっと残念です。ついでに搾乳缶も。ちなみに牛は雌でも角があるそうです。
新しい日常へ
2020年、今、ソフケンにできること
例えば、ソフケンフレームを組み合わせて、簡易パーテーションに。
コストを最小限に抑えることができます。
ソフケンフレームに透明板をセットすれば、即コロナウイルス対応製品ができるはず……。
そこまでは問題なく発想できました。
ここから先がソフケンの強み ── ウイングという小さな部品を使えば、フレームとフレームを隙間なく連結できます。
しかも簡単に角度をつけられます。提案CGのように低めのスタンドに取り付けて、長いカウンターや折れ曲がったカウンターでも、安定感のある設置が可能になるのです。
コストを抑えたモノづくりも、ソフケンの得意とするところです。
2020年 令和2年 子年
毎年干支をソフケンフレームで造形しています。2020年、令和2年、干支はネズミです。
さて、このネズミをどのように設計していくか、悩みに悩みました。
まず浮かんだのは逃げの一手。
ネズミ……マウス!そうパソコンのマウスで代用するというもの。
それからミッキーマウス っぽくする……。これは多分許されないですね。
かなりマウスの逃げ作戦に傾いていたのですが「なにくそ!」の思いで挑戦。考え直すことに。
たくさんあるグリップフレームの中で目についたのは、ソフケンフレームにつけられたナンバー「SAFA3」という、ヒンジ用に設計された比較的新しいフレームです。
これが動物の脚の形に見えたので。
そう、ネズミはもともと小さい動物です。小さいからかわいい。
複雑なモデリング設計をあきらめ、シンプルで、小さいネズミ。
これだな、と。そこでSAF33 両丸 とヒンジスペーサーSAFA3の 2個のフレームのみで行こう!と。
おおおまかなデザインでネズミっぽくはなりましたが、今度はどこまで細かく作り込むかです。
目、鼻、耳、しっぽ……。より、リアルにしていくのは良いのですが、あまりリアルにしても気持ち悪くなるだけです。
シンプルでも、見る人のイメージが膨らむ造形、そんな完成形をめざしました。
今回の最終形、しっぽと耳を加えてようやく完成。
例年通りの干支年賀状完成です。
2019年 平成31年 亥年
今年で6回目となりました、新春特別企画。「2019年 平成31年 亥年」のお披露目です。
開発デザイナーのコメント
イノシシのずんぐりむっくりとした胴体をどのように表現するか、また他の動物、馬や牛と差別化するにはどうするか、今回はかなり悩みました。
最初は母親がイノシシの子供瓜坊に乳をあげているシーンを検討しましたが、あっさり断念。それでも瓜坊のかわいさをなんとか出せないものかと3匹のかわいいイノシシを設計。胴体と首のフレームをどのように連結させるかが次の課題でした。
3Dプリンターで連結部分をつくり胴体のおなか部分のネジを緩めると首の角度が変えられるように工夫しました。前から見るとどこかイボイノシシのようにも見えますがあくまでもかわいい瓜坊ですから。
3匹そろってソフケン本社のカウンターで皆様をお待ち申し上げます。ぜひご来社の際は、見て、さわって、かわいさをお確かめください。
2018年 平成30年 戌年
毎年恒例、新春特別企画、ソフケン技術の粋を集めた干支シリーズ。
第五弾 2018年 平成30年 戌年。
ほのぼのとした佇まいの中に見せる高貴な面持ちを、無機質なアルミ素材の尊厳を根底から覆すデザイン力で凛々しく表現!
また、アルミ素材の特徴を十分に活かした犬小屋は、ソフケン独自の耐震構造技術を惜しげもなく投入。震度“X”の直下型地震にも耐えうる強度を確保しています。
開発プロセスの一例
(1)開発は手書きのスケッチから
オリジナル製品の開発は、アイディアのスケッチから始まります。2018年/平成30年は戌年。四肢の動物は、どれも似たイメージになりがちなのですが、今回は開発チームの雑談から「犬小屋」のアイディアが生まれ、イメージが一気に加速しました。
(2)既存のパーツを組み合わせて
既存のパーツを組み合わせて、製品イメージや必要なスペック、サイズなどを具現化していきます。この段階で、製造コストや納期なども加味した設計を行っていきます。
(3)2次元から3次元へ
平面図をベースに、3D CADソフトを使って図面化していきます。この段階での試行錯誤が、製品開発の肝となります。本当に実現可能な仕様なのか、図面を見ながらの作業が延々と続きます。
(4)アイディアをカタチに
実際の製品開発の現場でも、袋小路に詰まった時に、お客様からの無茶な的確なリクエストが、逆に突破口になったりすることもあります。お客様からのお声に真摯に耳を傾けること、犬のような優秀な聴覚を身に付けたいものです。
2018年、ソフケンは「ワン」ランク上を目指して開発してまいります!
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